概要
西表島 最大の滝、ピナイサーラ。鬱蒼としたジャングルの奥に、轟々と流れる巨大な滝が佇んでいる。
見所は2ヶ所、滝上と滝下だ。オススメは断然、滝上。ジャングルと海のコントラスト、これが目いっぱい広がる景色を楽しめる。滝下から見上げる滝も良いが、滝上の迫力は一段とすごかった。
実際の滝上からの眺めがこちら。
一般的な行き方は、ツアー会社で申し込むカヤックツアー。ただし、滝上に行かないツアーも多いので申込時はご注意を。一風変わった行き方がお好みなら、独力のトレッキングで行くこともできる。実際にトレッキングで行ってみたので、その詳細を記す。
個人で登るなら、今年がラストチャンスだ。ピナイサーラの滝は2024年2月1日から個人で登れなくなる。西表島エコツーリズム推進全体構想に基づき、ピナイサーラの滝を含むヒナイ川が「特定観光資源」に指定された。これにより、①引率者必須,② 1日の立入人数の上限ありとなった。2024年以降に行く場合は、ツアーに申し込もう。詳細は下記リンクから確認できる。
竹富町HP: https://www.town.taketomi.lg.jp/topics/1680680823/
トレッキングでの行き方
まずは登山口まで自力で辿り着く必要がある。公共交通機関では行けないので、原付を借りるのがオススメ。上原港からなら、自転車でも行けるはず。下の地図に駐車場があり、この隅に駐輪して登山道に入った。
駐車場の奥にボードウォークが伸びている、その途中に登山道の入り口がある。ボードウォークを歩いて2分ほどで、右手に小川のような小道が現れる。これが登山道の入り口だ。ここから先の道は分かりにくいので、YAMAPで確認しながら行くことをオススメする。ただしYAMAPでピナイサーラの滝を見つけ方が少しややこしい。YAMAPのアプリで「西表島」と検索すると、「古見岳」の地図が出てくる(https://yamap.com/maps/165/trails)。地図上で少し左にスワイプするとピナイサーラの滝に行くルートが見つかる。このルートを参考に私達も登山をした。注意点がひとつ。YAMAPでは北側と南側の2つのルートがある。しかし、北側のルートは潮の満ち引きによって水没するらしいので、南側のルートを強くオススメする。南側のルートも簡単ではなく、登山道は消えかかっている箇所もあり、道に迷いやすいので注意が必要。木に巻かれたピンクテープを目印に進もう。また、川を渡ったりするため、濡れてもいい靴・ズボンがオススメ。
滝上の景色
登山道を1時間ほど進むと、大きな川にぶちあたる。目前がピナイサーラの滝だ。滝上からの景色がこちら。
真下を覗くと、こんな感じ。朝イチで向かったため、滝壺にも他の観光客の姿はない。
滝下へ
滝上の景色を堪能した後、私たちは滝下へ向かった。滝上近くから急な下り坂を30分ほど降りることになる。滝下からの帰り道も同じルートを登り、滝上まで戻った上で下山しなければならないため、なかなかハードな道のりだ。その割に、滝上ほどの感動はなかったので、滝上だけをトレッキングして残りの時間・体力を他のアクティビティに残しておくのもアリだと思う。滝下の写真がこちら。
まとめ
個人でのピナイサーラの滝への行き方について紹介した。2023年が個人でいくラストチャンスのため、ぜひ興味がある人は今のうちにチャレンジしてみて欲しい。滝上は必見だ!